全ての教育関係者、子どもを育てるみなさんに送る一冊

国境を越えたサムライ先生
ほかぞの あきひろ
外薗 明博
アフリカの学校で子どもたちに野球を教えることになった著者。
しかも皆、未経験者。当初、挨拶も整列も出来なかった生徒たちは、二年後アフリカの強豪校にまで成長した。生徒たちのやる気と自信を育てたのは、他者のために行動する「しつけ」と「志」だった。



小学校時代から野球を続け、高校までエースで四番だった青年が、ケガで甲子園出場をあきらめることになった。大学進学後野球部に入るものの、自らのピークは越えていて思うように活躍ができなかった。
大学卒業後、開発途上国と呼ばれる国々を旅して目の当たりにした「格差」の現実。そんな状況下でも子どもたちが見せる「澄んだ笑顔」を見て、「教育で格差をなくす」という思いが芽生えるのだった。
そして、青年海外協力隊で赴任することとなったアフリカの地で、生徒たちに野球を教えることになる。
野球を知らない、整列も挨拶も、そしてグラウンドの掃除も出来ない生徒たちに、「身を美しくする」日本式の「躾」によって、生活習慣の改善を促していく。



最初はぎこちなく、まとまりがなかった生徒たちだったが、日々少しずつ変化を見せるようになり、2年の赴任期間中に、時間や約束を守る、掃除や整理整頓、そして礼儀・挨拶もしっかりとできるようになり、チームワークと自信を身に付け、学校のリーダーに成長していった。 彼らの活躍により、ゴミや落書きなど学校内の荒みがなくなった。
そして、野球ではアフリカの強豪校にまで上り詰めた生徒達は、オールアフリカ大学オリンピックのオープニングイベントで中心的な存在として活躍し、会場全体が感動に包まれるパフォーマンスを披露するまでに成長した。



生徒たちの成長に繋がったこと、それは家族、地域、国、世界のためにという「志」を持つこと。
現在、「サムライ先生」と呼ばれるようになった男は、アフリカでの経験を生かし、日本の子どもたち、教育関係者、子育て中の親たち、そしてビジネスマンへ、志を持つことの大切さ伝えるための活動に奔走している。



関連動画集
動画①スポーツの教育的な価値
動画②All Africa University Games2008〜スポーツを通して民族融和を実現する〜
動画③ウガンダインタビュー
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著者プロフィール
外薗 明博(ほかぞの あきひろ)
愛知県豊橋市生まれ
山形県高畠町役場 商工観光課 地域活力創生プロデューサー
KARADA.Lab代表、KARADA調律師(個別/少人数サポート)
【経歴】
豊橋市の少年野球チームのキャプテンでエースとして、県大会準優勝。
中京大学体育学部健康科学科を卒業。硬式野球部では、5軍から1軍へ昇格。 JICA青年海外協力隊体育隊員としてウガンダ共和国でスポーツ教育改革を担う。 帰国後、離島の広域制通信制高校の保健体育教師として不登校教育に着手。
アフリカ担当として、あしなが育英会国際課兼心塾課に入局。
一般社団法人志教育プロジェクト執行役員兼事務局長代理、公認講師で勤務。 志は万物の命を蘇らせるために、志ある社会起業家を100万人育て、日本を世界のリーダーへと導く。
ウガンダ共和国でスポーツを通した地域起こしの実践から学校教育、社会教育、国際教育、民間にて常にグローバルな視座を持ち、10年間の現場経験を積み、
現在は、有機農業発祥の地である万物のいのちが蘇生する山形県高畠町にて、『全員参加型の地域住民全員が誇りをもてる地域ブランドづくり』をモットーに、地域活力創生プロデューサーとして活躍している。
【専門】
・発信力
ソーシャルメディア活用、WEB/動画マーケティング、インバウンド戦略
・ブランド力
コンテンツ開発、自己分析、付加価値、セルフプロデュース
・人財力
リーダー/プロデューサー研修プロラグム構築、ファシリテート力育成等
【趣味】
歴史・神社巡り、秘境の旅、氣の高いカフェ巡り、魂が喜ぶ音楽、読書
【資格】
中高保健体育科教員免許取得
カラダ調律メソッド体幹チューニング カラダ調律師
【著書】
国境を越えたサムライ先生(日英)社:オモイカネブックス